下関から北九州 その5 長門一宮 住吉神社 摂社 七社神社 前編 〜 神様アスリート

ども! むいさんです!
あー、下関。
朝からあちこち回っております。
<<これまでの履歴>>
1社目 彦島八幡宮
2社目 伊崎厳島神社
3社目 長門厳島神社
4社目 長門國一宮 住吉神社(前編)
時刻は10:19!!
お〜っとぉぉぉ。。。あと10分しかない!!
さて、広い神社には「摂社・末社」というものがございまして。
この神社にご縁のある神社の分霊を祀られていたりするのです。
初めてきた神社は、なるべくこれらも詣でることにしております。
さてさて、この住吉神社には、
以下の摂社・末社がございました。
・摂社その1 七社
大きめの神社によくある形式。
つまり、7つの神社が1ヶ所に集められて、祀られている。

こちらは、
伊勢神宮・八幡さま・加茂さん・
春日さん・松尾さん・平野さん・お稲荷さん と
ラインナップは、男臭⭐️強め。
さすが戦乙女の神功皇后サマ😆
神社にあまり馴染みのない方は
このラインナップを見ても『???』となると思うのだが😅
私の推察も入れつつ、ちょっと解説していこうと思う。
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まず、伊勢神宮はいいとして(おい!って声が😅)、
八幡様はどこの八幡様を指すのか??
近くなら福岡の筥崎八幡と思われるが、
その辺りは書いていないので、実際にどの神様かは不明。
もしかしたら、
二十二社の中に出てくる上七社のことなのかな?
なんて思って調べたところ、
そのうちの八幡様は、京都の石清水八幡宮っぽいので、
もしかしたら、こっちが正解なのかもとと思われるのです。
基本、八幡様で祀られるのは
「応神天皇(誉田別尊)」「神功皇后」「玉依比咩」あたり、
もしくは、これらに連なる親族が祀られていたりする。
ちなみに石清水八幡宮では、この2柱は一緒なのだが、
比咩神のところに「宗方三女神」が祀られている。
なんで〜〜〜??? 気になる〜〜!!!
で、まぁ調べたところ。。。
元々、石清水八幡宮をこの地に勧請する際に、
宇佐神宮から八幡大神様を呼び寄せたのだが、
この宇佐神宮に祀られている比売神が、「宗像三女神」なのだ。
元々、宗像三女神は、
素戔嗚(スサノオ)さんが天照姉さんのところに遊びに来た際に、
「弟は争いに来たんじゃないか!?」という姉の疑惑を晴らすために行った
「誓約(うけい)」の時に生まれた女神様達。
国の存亡に関わる有事の際に、
この女神様が生まれて戦をしにきたのではない!という
平和的証明をしているところから、
国家鎮守の意味合いもある、とのことらしいのだ。ふむふむ。
ということで、国家鎮守の意味も込められて、
宗像三女神が、比咩神として祀られているそうな。
とはいえ、まぁ、
応神天皇も、神功皇后も、
結局は武闘派ですよね? はい。
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で、次の加茂さんだが、
これもおそらく京都の「賀茂神社」を指すのではと推察される。
賀茂神社は、ご祭神が以下の通り。
下鴨神社
・賀茂建角身命(カモタケツヌミコト)
・玉依媛命(タマヨリヒメノミコト)
上賀茂神社
・賀茂別雷大神(カモワケイカヅチノオオカミ)
京都の賀茂神社は、
今でこそ上賀茂神社と下賀茂神社に別れているが、
元々は1つだった?という話。
「なんで2つあるんだろう?」って、思いません??
(私だけ??)
この辺、気になって一度、掘ってみたのだが、
なかなか沼る話なので、細かいところはここでは割愛します。
最初に上賀茂さんがあって、
その後、上賀茂さんの祖神である下賀茂さんができたらしい。
だから、お参りするときは、
下賀茂さんからお参りして、上賀茂さんに行くと、いいらしい。
そもそも、上賀茂さんが先にあったということで、
こっちが大元だろうと思われるので。。。
上賀茂神社で祀られているのが、
賀茂別雷大神(かもわけいかずちのおおかみ)
この神様、「雷も切り裂いちゃうぐらい、めっちゃ強い神様」という意味で、
御神徳は、やはり「厄除け」「方位除け」「必勝」「雷よけ」など、「浄化」系。
つまり、強い神様は、ケガレを打ち払うということで、
結局は神功皇后に連なるこの神社と同じ意味合いがあります。
漢であります。はい。
−−−−−−《閑話休題》−−−−−−
さー、次! 次、いこ!
春日さんは、言わずもがな奈良の春日大社のことでしょう!
春日大社は、
・武甕槌命(タケミカヅチノミコト)
・経津主命(フツヌシノミコト)
・天児屋根命(アメノコヤネノミコト)
・比売神(ヒメガミ)
と、4柱祀られております。
で、上の2柱は、
鹿島神宮・香取神宮に連なる国譲りの神話に出てくる神様でございます。
まー、国を譲らん!と言った神様を、
力でねじ伏せた体育会系の神様ですよ。つまり、また武神。
フツヌシノミコトは、剣の神様で、香取神宮の主祭神。
「フツ」はフツッとよく切れる、という意味らしい。こわ!
物理的にキレるのも怖いが、
メンタル的にキレる方だったら、なお、怖いなぁ・・・おふ・・・
さらにフツヌシノミコトは、
知恵者としてもキレ者だったと思われます。
だって、力だけで国は譲ってもらえないでしょ??
しかも、エピソードの中では、
タケミカヅチはチョイっと荒くれ者っぽく描かれていて、
フツヌシノミコトはその対比で、
なんか賢そうだなぁ〜って。
ただの憶測ですが🤣
なので、タケミカヅチは腕力系だけど、
フツヌシノミコトは、剣も知略も使ったのではないかと
勝手に思っているわけであります。
まぁ、こんなフツヌシノミコトですが、
日本書紀だと出てくるんだけど、古事記には出てこない神様で。
代わりに「オモイカネ」が登場するのだけど、
このオモイカネさんは、天岩戸をこじ開ける策を練った策士。
(ちなみに、天岩戸をこじ開けたのは、息子の手力男(タヂカラオ))
なんか、おじいちゃんっぽい雰囲気。
オモイカネとフツヌシノミコトが同一視されるわけではないのだけれど、
知恵もあって行動力もある、なんか似てると思いません??
こういうのが日本書紀と古事記の間では、結構ある。
まぁ、どちらも口伝をまとめている訳だから、
違いがあって然るべき。
神話の違いを細かく突っ込んでたらキリがないので、
とりまこの辺が倭の立国の立役者ということで、もういいんじゃないかな。
(若干めんどくさくなってきた)
とにかく、2柱の神様とも「戦う系」であり、
つまり「ケガレを断ち切る」厄除けの神様であり、
勝負も司るし、産業の神様でもある。
つまり切り開くパイオニアの神様というわけだ。
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んで、残る「アメノコヤネノミコト」と「ヒメガミ」ですが、
こちらはご夫婦になります。
藤原氏や中臣氏の祖神と言われているそうで、
「アメ」=天
「コヤネ」=小さな屋根
ということで、
「小さなお社」=「神社」ということになるらしい。
お嫁さんに名前がなく「ヒメガミ」となっているのは、
昔から女性は家系図に記されなかったり、
「女」とか書かれて名前が残らない、と言ったことから、
おそらく「ヒメガミ」となっていると思われる。
つまり、名前が伝わっていないから、こう呼ぶしかない。
こういうのは、他のところでもちょくちょく見かける。
藤原氏も中臣氏も、立身出世していることから、
「アメノコヤネノミコト」は
出世開運の神様ということにもなるらしい。
なるほどねぇ
他にも、神社関係の神職やそのご親族、
他、祝詞や催事を司る神様として祀られることが多い神様です。
−−−−−−《閑話休題》−−−−−−
さてさて、さて、と。
残るのは三社、「松尾さん」「平野さん」「お稲荷さん」なのですが。。。
どれも、重い!
だってね。まだ七社のはんぶんよ?
この倍、文章があっても、みんな眠くなっちゃうわよね?? ね??
というわけで、
これ以上解説するのも限界がきてしまったので、
さらに続くのでした。。。